魅力度ランキング2位の京都

仕事が豊富で人気も高い

気になるランキング

毎年大きな注目を集めている都道府県魅力度ランキングですが、現時点で最新のランキングである2018年版ではどのような結果になったのでしょうか。ちなみにこの調査は民間の調査会社であるブランド総合研究所が行っています。全国の47都道府県と1,000の市町村を対象にしてイメージや認知度、魅力など複数の項目から評価をしていきます。2018年版で13回目を迎えました。今回は全国にいる3万人の方から有効回答を得られています。

ずっとトップクラスの京都

さて、気になる結果ですが。2018年の都道府県魅力度ランキング1位に見事選ばれたのは「北海道」でした。北海道はなんとこれで10年連続の1位となり、不動の人気を誇ります。そして2位に選ばれたのが、「京都」です。京都は昨年も2位を獲得しており、こちらも高い人気を保ったままとなっています。その下には首都「東京」が続いています。上位9位までは昨年と変動がなかったのですが、10位には昨年11位だった長崎がランクインしました。ちなみに最下位は茨城で、近隣の北関東圏である群馬が42位、栃木が44位といずれも低い順位となりました。北関東以外だと佐賀が45位、徳島が46位となっています。
同時に、市町村魅力度ランキングも発表されています。こちらは、1位が北海道の函館市となりました。2位には京都市がランクインしています。京都市は前年度1位ということで今回は惜しくも王座を譲ることとなりましたが、以前より継続して人気のある街となっています。

仕事がたくさんある

都道府県魅力度ランキングでは惜しくも2位の京都ですが、気になる雇用情勢はどうなっているかをみていきましょう。魅力度ランキング1位の北海道と比較して紹介していきます。
まず北海道ですが、2018年8月末に北海道労働局が発表した同年7月における北海道の有効求人倍率は1.16倍となっています。前年に比べて0.07ポイント上回っており、雇用情勢の基調判断においては改善が進んでいるとみられています。特に建設業や医療・福祉分野の人手不足が続いているようです。
次に京都ですが、2017年8月末の時点で京都労働局が発表した同年7月の有効求人倍率は1.57倍となっており、北海道よりも大幅に上回っていることがわかります。これまでと比べても高水準の数字となっており、その要因としては少子高齢化における労働人口減少の影響で、各企業で人材を求めていることがあげられます。
このように、魅力度ランキングでは惜しくも北海道に届かない京都ですが、仕事のみつけやすさについては北海道を大きく上回っていることがわかります。そのため、移住を考えるのであれば京都のほうが安心感があると言えます。

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都道府県魅力度ランキングで長い間2位となっている人気の都市「京都」。不動の1位は北海道ですが、実は雇用情勢をみると京都のほうが仕事が多く、移住しやすいという特徴があるのです。